アプリのUIデザイナーが現場をしゃべる

スマホアプリは誰が使うか細かく分かんない。
男性、女性、子供、お年寄り、日本人かそうでないか。
だいたい工業製品ってそうだけど。
 
現場で、
誰が使うか分からないモノに対して気を使わない人がいる
これが今日の現場の違和感。
 
例えば色のこと。
日本人男性の5%、日本人女性の0.2%は
何らかの先天的な色覚異常があるらしい。
 
これは染色体の違いに関係があるそうで、
染色体の組み合わせは、男性XY、女性XX、
遺伝子の競合が少ない女性は先天的な異常も男性よりは少ないらしい。
 
誰がアプリを使うか分からないので
読みづらい配色は控えようと思う。
 
 
こんな感じで誰が使うか分かんないから、
誰でも使いやすい設計を考えるのが
現場の仕事じゃないのかよと。
 
そこに役割の差はないだろうよ、と。
 
日本のスマホ普及率は2017年6月現在、70%くらいらしい。
人口1.3億のうち、9000万人くらいスマホを触ってる。
普及率の中の男女比まで知らないけど、
日本だと男女比は100:105(男)くらいだそうで、
スマホ利用者も女性より男性が多いかも。
 
そんな色々な理由で誰かが今この世にいて、
”誰か分からないけど現実に存在している人”がアプリを使ってる。
 
サービスを使うと、いいね!とか、よくないね!とか思う。
多くの人は、いいね!をもらうと嬉しいし、
できるだけ多くの人からいいね!と言われたいと思う。
 
みんなに楽しいと思って欲しいし、まぁお金も欲しいけど、
誰が使うか分からないモノに対して気を使わないのはおかしいんじゃね?
という違和感ばかりが今日の自分。